
■バーバラ寺岡さんって、どんな方?
1960年代に「デザートとお菓子」という著書を出版しプロの料理研究家としてデビューされ、1970年の日本にまだ登場して間もなかった電子レンジを使った調理法を初めて紹介して、NHK「きょうの料理」等でもご活躍されていたバーバラ寺岡さん。
2017年に72歳で亡くなられましたが、バーバラさんはとてもユニークな才能あふれるパワーウーマンで、日本と中国4千年の伝統食と薬食の知恵を元に独自に研究された健康法で難病を克服されたり、ペンクラブ会員で数多くの著書を書かれていらっしゃるようなすごい方なのに、プライベートのお顔はものすごく気さくで優しく茶目っ気溢れる、とてもおしゃれで可愛らしい方でした。
■バーバラさんとクロッツの出会い~商品開発
そんなバーバラ寺岡さんと、クロッツ やわらか湯たんぽの出会いは、肩用タイプから。
ウェットスーツ素材のクロッツ やわらか湯たんぽがTVで紹介されてから、大型小売店から声がかかり、店頭に置いて頂けることになり、徐々に口コミで広がりをみせる中で、バーバラさんもお買い物中にクロッツの湯たんぽを発見!まずは2個お買い上げ頂いたそうです。
2007年のやわらか湯たんぽ販売開始当時、バーバラさんご本人から、社長あてに直々にお電話を頂き、愛用しているやわらか湯たんぽへの大いなる賛辞のお言葉を頂きました。「もーあなた、本当にいいものを考えて下さったわー!私、今もうこれ離せないの!」
ご自身のこと、食のこと、健康法のこと、などなど1時間ほど色々なお話をさせて頂いたのがお付き合いの始まり。
社長が東京に出張に行く際は毎度、「社長!その日はお昼ちょっと前にいらっしゃい!」とお誘い頂き、ランチをご一緒させて頂いたり、ご自宅に呼んで頂き、バーバラさんお手製の米粉ケーキなどを試食させて頂きながら、バーバラさん秘伝直伝の活力食や活力美容健康法のお話をお伺いする中で、テレビショッピングでのヒット商品をたたき出した“バーバラちょうようシリーズ”に「バーバラちょうよう多機能湯たんぽ」が産み出され、新たに仲間入りすることとなりました。
■バーバラさんとバーバラ長幼湯たんぽ
バーバラさんは「道具は人生を変える」と語っていました。ご自身が膠原病という難病を抱えながらも、冷えとりや体温を上げる養生法によって克服した実体験に裏打ちされた言葉でした。
「体温は1度下がるだけで代謝が12〜15%落ち、免疫力も20〜30%下がるのよ。逆に1度上がると、免疫力は約5倍に跳ね上がるの。
身体が冷えてると体はうまく機能しないし、痩せないし、ウエストもくびれない。脂肪も糖も燃やせないのよ。
だからいつも体を温めてあげることがとても重要なの。」 と、にこやかに、でも力強く話していたのを思い出します。
バーバラさんがクロッツの湯たんぽを選んでくださった理由。それは「柔らかくて、肌にやさしくて、カラフルで、どこか品があるから」とおっしゃっていたのが印象的でした。
これは、バーバラさん作、やわらか湯たんぽへのオリジナルのペインティングを施した、素敵なアート作品。
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この作品からも商品からも、バーバラさんのこだわりや個性が滲み出ています。とにかくご自身の活力で周囲を巻き込んで元気にさせる才能の持ち主!
ビタミンカラーの商品たちにもポップで元気で明るい印象が漂います。クロッツもまた、共通する使ってくれる人を元気に健康にするイメージでいたいです。バーバラ湯たんぽたちは復刻版の受注生産で再登場!

■バーバラさんの遺してくれた温活と暮らしの知恵
湯たんぽは寒さを防ぐためだけの道具ではありません。冷えた部位をやさしく温め、基礎代謝と血流を促し、体の内側から活性化させる――それが、バーバラさんの伝えたかった“温活”の本質でした。
クロッツの湯たんぽは、まさにその想いを体現するような共通の想いから生まれました。
寒い冬の夜。湯たんぽを抱えて布団に入る瞬間の、あのなんとも言えない安心感。心も体もあたたまるゆっくりしたやさしい時間。
ご自宅にお邪魔した時、食卓には旬の食材をふんだんに使った料理と、温かいおもてなしが並び、キッチンの片隅にはやわらか湯たんぽが置いてありました。ただの防寒具ではなく、暮らしの一部として息づいていました。
バーバラさんは、どんな時でも「ていねいに暮らす」ことの大切さを教えてくれました。季節の手料理、身体をいたわる知恵、そしてユーモアと気品に満ちた佇まい。あたたかさは、物だけでなく、生き方からにじみ出るものだということ。
そして、私たちもまた、あたたかさを届ける者として、人の心に寄り添えるものづくりを続けていきます。
バーバラさんが遺してくれたたくさんの言葉と笑顔は、今もあたたかく私たちの中にあります。
これからもそのぬくもりを、大切に灯し続けていきたいと思います。




















