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■国東半島の歴史と魅力、そしてこの地で生まれた「クロッツ」

大分県・国東半島(くにさきはんとう)。
この地は「仏の里」と呼ばれ、全国でも珍しい神仏習合の文化が今も息づいています。
六郷満山(ろくごうまんざん)と呼ばれる独自の仏教文化は、奈良時代から千年以上の時を経て今に続き、山岳信仰と結びついた石仏や古刹、祈りの風景が日常の中に溶け込んでいます。

どこか懐かしくて、心がすっと落ち着く。
そんな国東の土地には、人を想い、自然を敬い、日々を丁寧に暮らすやさしさが根付いています。

 

■祈りと自然が息づく、国東半島の名所たち

国東半島には、訪れる人の心をそっと癒してくれる名所が数多くあります。
その象徴ともいえるのが、六郷満山(ろくごうまんざん)文化を今に伝える仏教の聖地。

たとえば、両子寺(ふたごじ)は、杉木立と石仏に囲まれた山深い霊場。
境内には仁王像が立ち、訪れるだけで心が浄化されるような静けさがあります。 

そしてもうひとつ外せないのが、文殊仙寺(もんじゅせんじ)。
「三人寄れば文殊の知恵」で知られる文殊菩薩を祀るこのお寺は、知恵と学問のご利益で知られ、今も多くの参拝者が知恵を授かりに訪れます。
険しい岩山に抱かれるようにたたずむその姿は、国東半島ならではの神秘的な空気をまとっています。

さらに、熊野磨崖仏では、日本最大級の不動明王と大日如来が断崖に彫られ、圧倒的な存在感を放ちます。

そして海岸沿いでは、真玉海岸(またまかいがん)の夕日が日本の夕陽百選に選ばれるなど、自然の美しさも見逃せません。

山と海、祈りと暮らしが寄り添う国東半島。
その穏やかな風景と文化に支えられながら、わたしたちクロッツのモノづくりは、今日もこの地で続いています。

もし機会があれば、ぜひ一度国東を訪れてみてください。

この地の空気を、ぜひ一度肌で感じていただけたら嬉しいです。

文章だけでは伝えきれない、この土地のやさしさを、ぜひ実際に感じてみてください。

その際は、ぜひぜひ、ヘルメット潜水に立ち寄ってくださいね!社員一同、心よりお待ちしております!

 

■「海の暮らし」が育んだ技術と感性。名前にこめた故郷への想い 

CLO'Z|クロッツ」という名前には、わたしたちの故郷・黒津崎海岸への想いが込められています。

国東半島は、三方を海に囲まれた自然豊かな土地。

黒津崎は、国東半島の東部にある、どこか素朴で懐かしい海辺。

古くからこの地では、近隣の漁師たちによるひじきやサザエ、アワビなどの磯もの漁が素潜りで行われてきた、自然とともに生きる暮らしが根付いた場所です。

波の音、潮の香り、そしてそこに生きる人々のたくましさとやさしさ。
そのすべてが、わたしたちの原点でした。

 

険しい磯場での漁は、海女や潜水士による素潜りが中心。時代とともに潜水用のゴムスーツ、すなわちウェットスーツが導入され、漁の安全性と効率が飛躍的に向上しました。

そんな「海の現場」で培われた素材の知識や加工技術が、クロッツのルーツです。
わたしたちは、もともとこの地域の潜水漁業を支えるためにウェットスーツを製造していました。
素材には、特殊素材のクロロプレンゴムを採用。
クロロプレンゴムは、冷たい海の中で体温を守り、波や岩場から身を守るために欠かせない素材。
そのしなやかで断熱性に優れた性質は、やがて「クロッツ やわらか湯たんぽ」という新たなぬくもりのかたちに姿を変え、今、日常のぬくもりとして生き続けています。

軽くてやわらかく、防水性と断熱性に優れたこの素材は、直接肌にふれても安心で、しかも保温力も抜群。
お湯のあたたかさを、ふわりとやさしく包み込むように、体の芯までじんわりと届けてくれます。

 

ブランド名「CLO'Z」は、「黒津崎(KUROTSU-ZAKI)」の音を残しながら、
“CLOSE
(寄り添う・そばにいる)という想いも込めた造語です。

この海からはじまり、ウェットスーツづくりという技術が生まれ、冷たい海で人を守ってきた素材が、今は、日々の暮らしにそっと寄り添うあたたかさを届けています。

 

■「ぬくもり」と「やさしさ」を、毎日のそばに

クロッツが大切にしているのは、やさしさです。
それは、単なる機能性だけではない、「心まであたたまるモノづくり」。
それは、千年の時をかけて育まれてきた、国東の「仏の里」文化に通じるものでもあります。

あたたかいものを、あたたかいまま、大切に届けたい。
誰かを思いやる気持ちを、カタチにして伝えたい。

そんな想いをこめて、わたしたちは今も変わらず、国東の工場からひとつひとつ丁寧に製品をつくっています。
自然と信仰が息づくこの地から、
くにさきのぬくもりやさしさを、これからも全国へ──