■クロロプレンゴム(CRゴム)の特性と効果

私たちクロッツの製品に欠かせない素材、それがクロロプレンゴム(CRゴム)です。
ウェットスーツにも使われているクロロプレンゴム(CRゴム)は、他の素材にはないユニークな特性を持っています。
クロロプレンゴムは、耐熱性、耐候性、耐油性に優れ、柔軟性と弾力性を兼ね備えた素材です。その特性により、ウェットスーツや各種工業製品に広く使用されてきた特殊な合成ゴム素材で、実は「海の現場」から生まれたもの。
クロッツも創業当初しばらくは、レジャー用や地元の漁師さん用のウェットスーツやドライスーツなどを作っていました。
けれど今、この素材は湯たんぽや保冷グッズ、カバー類など、日常の“ぬくもり”や“ひんやり”にも活躍の幅を広げているんです。軽くて防水性が高く、断熱性・保温性にも優れているのが特長です。
特に、クロッツのやわらか湯たんぽは、クロロプレンゴムの特性を活かし、熱湯を入れて、カバーなしで直接肌に触れても安心な設計となっています。低温やけどのリスクも少なく、体にやさしくフィットします。その柔らかさと保温性により、多くの方にご愛用頂いています。また、クロロプレンゴムは、弾力性が高くやわらかいため、肌ざわりもなめらか。お湯が冷めにくく、温かさが長持ちするのも大きな魅力です。
表面にはカラフルなナイロンジャージを貼ることができ、豊富なカラーバリエーションで気分に合わせたデザインを楽しめるのもポイントです。
■ 中に“空気を含んだ素材”だから、驚くほどあたたかく、そして冷たくない

クロロプレンゴムの一番の特長は、ゴムの内部に無数の独立気泡があり、その気泡の効果で断熱性・保温性が高いこと。
この小さな空気の層が断熱材の役割を果たし、外からの熱や冷気をシャットアウトしてくれて、温度も長時間保ってくれる。
たとえば――
夏の保冷剤カバーなら、きんきんに冷えた保冷剤をそのまま肌に当てずに、程よい冷たさにしてくれる。
湯たんぽなら、熱湯を直接入れても熱すぎないのでカバーなしで使えて低温火傷もしにくく、身体をじんわり長く温めてくれる。
金属、陶器、プラスチックや氷枕用の生ゴムなど硬さや熱の伝わり具合がダイレクトなものばかりだった湯たんぽに、カバーなしでは使えない従来の湯たんぽにはなかった第3の素材として登場。
つまり、極端な温度をやさしく整えて、ちょうどよくする素材なんです。
■ 柔らかく、しなやかで、密着性がある

クロロプレンゴムは、ゴムなのに驚くほどやわらかいスポンジゴムです。
そのうえ、高い弾力性と肌へのフィット感があるので、体に当てる場所にぴったりと沿ってくれるんです。
「クロッツ やわらか湯たんぽ」ではその特性を活かして、
✔️ カバーなしで直接身体に密着させて使える
✔️ ご年配の方にも安心な使い心地
✔️ 就寝中も体にやさしくフィットして睡眠を妨げない
といった使い勝手の良さを実現しています。
■ デザインの自由度も高く、ブランド性も演出できる
厚みも薄いのから厚いのまで様々あり、クロロプレンゴムの表面には、両面・片面のラバー面へのすべり止めなどの加工、
ナイロンジャージなどの生地を貼り合わせる加工などができるため、
・豊富なカラーバリエーション
・企業ロゴ入りカスタムデザイン
・キャラクターコラボなどの展開
も可能。
実際に私たちクロッツでは、企業とのOEM製作にも取り組んでおり、
たとえば…
▶️ 某焼酎メーカーのボトルカバー
▶️ 人気アニメとのコラボ湯たんぽ
▶️ 医療・介護分野向けのケア用品など、業界を越えて注目されています。
展示会では、まったく別業種の方から「その素材、他にも応用できそうですね」と興味を持たれることも多く、素材が持つ可能性はまだまだ広がっています。
■ 素材から、やさしさを考えるものづくり
「クロッツの商品って、なんだかやさしいですね」
そんな言葉をいただくことがあります。
実は、その“やさしさ”の大部分は、素材選びから始まっているのです。
温かさも、冷たさも、肌ざわりも。
クロロプレンゴムという素材があるからこそ、ただの道具ではない、心に寄り添うプロダクトが生まれています。
あなたの身の回りにも、もっと“クロロプレンのぬくもり”を。








